転職先を探すときに強力なサポートになるのがエージェントですが、様々な規模のものがあってどれを選ぶべきかで悩むことは珍しくありません。上場企業が一事業として行っていることもあれば、わずか数人しかいないような企業が専門事業として行っていることもあります。企業規模によるエージェントの性質の違いは全体像として理解しておくと選ぶ際に有効活用可能です。

大手の大企業の場合には転職先の候補にできる企業数が多くて全国各地に広がっているのに対し、企業規模が極めて小さい場合には一定のエリアに限定した求人しかない傾向があります。必然的に求人数は企業規模に比例するようにして多くなるのが一般的です。そのため、通常は企業規模が大きいほど転職先の候補が多いことからより魅力的な求人を見つけられる可能性が高まります。また、企業規模が大きいほど一定水準以上の均質なサービスを受けられる傾向が強く、担当者の質の低さや応募の際のサポートの有無などで不満を感じるリスクが少ないのが特徴です。

しかし、企業規模が大きくなるほど事業内容が均質化してしまう傾向があります。小さな企業の方が細かなサービス展開を行いやすく、ニッチを埋めるサービスを提供してくれる可能性が高いのが魅力です。およそ事業内容の柔軟性と企業規模は反比例することが多く、オーダーメイドの対応をしてもらいたいというときには小さな規模のエージェントを選ぶことが得策になります。