転職をするときにエージェントに相談を申し込むのは転職活動を有利に進める上で役に立ちます。ここで言うエージェントとは、転職のときに求人を紹介してくれる仲介業者のことです。転職サイトとは違い、担当のコンサルタントが付くため転職先を見つけやすいという魅力があります。しかしエージェントにも種類があり、その種類によって良し悪しが異なるため、利用を考えるのであれば事前にエージェントに関する情報を集めると良いでしょう。
そんなエージェントですが、転職を思い立ったときにすぐに相談をするのではなく、予め転職の目的は明確にしておくのが良いでしょう。エージェントが行ってくれるのは求人の紹介であり、どのような求人を求めているのかを率直に伝えられるようにしておくことが欠かせないからです。自分の転職の目的を給与や待遇などの様々な角度から端的に伝えて理解してもらえなければ、望んでいるような求人を紹介してもらうことはできません。取りこぼしなく話ができるように、要望する項目をリストアップした上で相談に行くのが賢明です。
また、目的を定めておくのは信念を貫けるようにする上でも重要になります。エージェントと相談しているうちにいつの間にか当初は想定していなかった転職先を考えるようになることは少なくありません。それが本心からの決定であれば良いですが、エージェントの営業トークによって誘導されてしまっている場合もあります。目的を最初に決めておけば、そこから外れてしまうような転職先を選んでしまうようなことはないでしょう。それが信念になっていれば、あまりに営業色が強いエージェントの場合に不快感を感じて他のエージェントを選ぼうという発想も生まれてきます。このような準備を行っておかないと本当はあまり興味がなかった求人に魅力を感じるようになり、想定外の職場に転職してしまうことになる場合もあるので気をつけなければならないでしょう。